南と申します。今年の4月に東京から移住してきました。現在は佐久市役所の観光課に配属され、様々なイベントの運営や、市が所有する温泉施設などの点検や管理を行う業務です。華やかなイベントの裏方と、地域の憩いの場を守る管理業務、その両方にやりがいを感じながら日々を過ごしています。
私の生まれは石川県の金沢市ですが、幼稚園から高校までは鳥取県で育ちました。大学進学を機に上京し、そこから約10年間を東京で過ごしました。社会人としてはこれまで2社を経験しており、1社目は不動産会社で土地の仕入れを、2社目はIT企業で法人向けの営業を2年半ほど務めました,。
移住を考え始めた大きなきっかけは、昨年12月の結婚でした。『家族』の将来像を考えた時、都会の真ん中で子育てをする自分の姿が、どうしてもイメージできなかったんです。私自身が自然豊かな田舎で育ったこともあり、「やはり子供は自然に囲まれた環境でのびのびと育てたい」という思いが根底にありました。そこで妻に相談したところ、東京出身の妻もその思いに同意してくれました,。

移住先を探す上で大切にしたのは、お互いの実家へのアクセスです。妻の実家は東京、私の両親は金沢にいます。その「間」に位置し、かつ新幹線が止まって交通の便が良い場所ということで、長野県の東信地域に関心を持ちました。
実は、佐久市に決めたのは半分「直感」でもありました。東京から高速道路を走ってきて、トンネルを抜けて佐久へ入ると視界がポンと開けて、とてつもなく広い空が目に飛び込んできました。東京ではビルの隙間から空を探すような生活でしたから、「こんなに空って広かったんだ」と、ただただ感動したのを覚えています。駅前も程よく栄えていて、「田舎すぎず都会すぎない」という点も、移住を決める大きな後押しになりました。
当初、妻は長年住んだ東京を離れることに不安も感じていたようですが、実際に暮らし始めてからは「すごく過ごしやすい」と喜んでくれています。朝、寝室の窓から浅間山が綺麗に見えるんです。そんな日常の何気ない景色に、二人で幸せを感じています。
佐久での生活は、趣味のマラソンにとっても最高の環境です。
東京では夏場、暑すぎて日中に走ることは不可能でしたが、こちらは涼しいので日中でも練習に励むことができます。昨日も軽井沢まで行って15kmほど走ってきました。

これから佐久での就職や移住を考えている皆さんには、ぜひ「自分の本音」を大切にしてほしいと伝えたいです。型にはまった正解を探す必要はありません。なぜここに移住したいのか、なぜここで働きたいのか。その本音は、必ず相手に伝わります。
人との距離が近く、温かみのあるこの佐久市で、これからも自然を感じながら、自分たちらしい家庭を築いていきたいと思っています。

